腕のだるさや肘から下の痛み、しびれの原因は?
肘から下の前腕には、手首や指の動きをコントロールする筋肉が集中しています。さらに指先まで正中神経や尺骨神経、橈骨神経などの神経も通っているため、腕の筋肉が緊張したりむくんだりすると、神経を圧迫して神経症状が起こりやすい部分でもあります。
このように、神経の圧迫によってさまざまな症状が出やすい前腕部分ですが、どのような原因でだるさや痛み、しびれなどが起こるのでしょうか。
ここでは、腕のだるさや肘から下の痛み、しびれの原因をご紹介します。
腕の疲労
腕が痛い、だるい原因としてもっとも多いのが、腕の疲労によるものです。
腕の症状を感じる前日から数日前に、テニスや水泳などの腕に負担のかかるスポーツを行った場合や重たいものを運んだ場合などは、筋肉の疲労が起こっている可能性があります。
これは、ヒスタミンという痛みの原因物質や乳酸といった疲労物質が筋肉にたまることで、筋肉が収縮して腕のだるさや痛みなどの症状が現れてしまいます。
この症状が現れやすいのは、普段あまり運動をしない人です。急に腕をたくさん使うと、筋肉疲労、いわゆる筋肉痛が起こりやすくなります。
他にも、冷え性の人やストレスが多く自律神経が乱れている人も、血行不良になりやすく腕のだるさを感じやすいといえます。
また、スマホやパソコンが普及した現代では、腕を酷使することによってだるさや痛みを感じることも。
猫背などの悪い姿勢で長時間パソコン作業をしたり、寝転がってスマホを触ったりしていると、腕だけでなく頭痛や目の疲れ、息苦しさ、胃腸の不調にまでつながってしまいます。
首や肩のこり
首や肩のこりはよくある症状ですが、腕のだるさは首や肩の筋肉と連動している可能性もあります。
首の筋肉が凝って伸縮機能が衰えると、肩の血流が停滞して腕にまで老廃物がたまりやすくなり、腕のだるさにつながってしまうのです。
デスクワークなどによって、ストレートネック(クレーンネック・スマホ首)と呼ばれる状態になっている場合も要注意。
ストレートネックになると、頚椎のアーチ型の構造が損なわれて首や肩の筋肉が固くなり、体の表面を通っている神経を圧迫し、腕や指先に重だるさやしびれなどの症状が現れることがあります。
また、こりが原因の腕のだるさや痛みは、肘を長時間曲げていることによって起こる可能性も。
パソコンやスマホを操作するときは肘を曲げた状態になることが多いですが、この状態が長く続くと肘を曲げるときと伸ばすときに使う筋肉が両方とも緊張し続けることになります。
すると、肩から肘までの間にこりが生じ、痛みやだるさを感じる原因に。
さらに上腕三頭筋にこりが生じると、肘の内側や肘から手首までの後ろ側にまで違和感が生じることもあります。
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